中国で成功する人事!

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駐在員は日本代表

日系企業では春の人事異動の季節。
新たに中国へ赴任された方々へメッセージを送らせていただきます。

4月は、多くの日系企業で春の人事異動が行われ、新たに中国に赴任される方も多い時期です。そこで今回は、日頃HRに関わっている私達が感じている中国で働く日本人駐在員の理想像について皆様にお伝えしたいと思います。


1、ある会社の日本人社員の意識


 昨年、あるお客様から人事制度の再構築を依頼され、その会社の社員にインタビューを行った時の話です。通常は中国人社員に対して会社の現状や将来についてお伺いするのが一般的なのですが、この時はたまたま日本人管理職の女性とお話する機会がありました。この方に会社の現状の課題を伺ったところ、「中国人社員とともにお客様に日本のおもてなしを体現しなければならないのが難しい」というお答えをいただき、それに続いて「現地社員に対して駐在員が与える影響はとても大きく、その意味で駐在員は日本代表であるという意識を持っていかなければいけないと思います」とお話されていました。これを聞いた時にとても感銘を受けたことを覚えています。


2、中国人社員が感じていること


 私は、上海で長くお付き合いしている、日系企業での勤務経験がある中国人の友人達と食事をする機会がありますが、その席で日本人駐在員への率直な感想を聞くこともしばしばです。中でもよく出てくるのが、日本のやり方・考え方を押し付けるが中国には合わない、上から目線で話されるので素直に聞き入れにくい、忙しそうで話しかけにくい、などといった感想です。これらを総合すると、どうも尊大なイメージの日本人像が見えてきてしまいます。
 中国という異国で日本人駐在員が仕事をするという観点で言えば、中国人社員に日本のやり方や価値観を十分理解してもらえており、コミュニケーションが円滑であるのに越したことはありません。しかし実際は駐在員自らがその実現を難しくしている場合もあるようです。


3、日本での「爆買い」は追い風


 昨今の円安で日本へ旅行する中国人が増加し、今年の春節は中国人旅行客の購買力の高さを“爆買い”と称するテレビ番組などもありました。現在では、数十万人単位の中国人が日本を訪れ、そこで感じたことをインターネット上にアップしている場合もあり、インターネット上には日本に関する話題が多数行き交っています。それらを見ると、おおむね日本は清潔で、サービスが行き届いている、日本人は素養が高い、といった好意的な評価が多いように思われます。これは日本人にとってはうれしいことですが、それに慢心するとせっかくの追い風を無駄にしかねません。それらをふまえ、私は、海外で生活し仕事をする場合、持っておくべき意識があるように思います。それが恐らく先にご紹介した「駐在員は日本代表である」という意識なのではないでしょうか。そのような意識と節度を持って中国人と接していくことで、今まで以上に理解が得られ、コミュニケーションが円滑に行えるようになる、ひいては仕事の成功につながるのではないかと思います。

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