Concierge香港2017年9月号
  • ここは注意したい! 人材育成&人事労務
  • ここは注意したい! 人材育成&人事労務

    SME立ち上げガイド

優秀な人材は会社を支える柱。スタッフの育て方、労務の注意事項を人材・労務のプロに聞いた。




ここは要注意!香港人スタッフとのコミュニケーション


指示は明確に!

個人の責任と担当範囲をはっきりさせるのが、香港の職場文化。曖昧な指示ではなく、目的・内容・期限を明確に伝えましょう。


事後報告が常識?!

香港では上司を煩わせたくないことから、仕事は事後報告のみが多い。進捗や進め方などの途中報告が欲しい場合は、こちらから積極的に聞くと◎。


押さえておきたい!スタッフトレーニング


語学・社員教育はおまかせ!


個々人の可能性を引き出すことを重視する「Pasona Education」。香港では、語学コースと社員研修プログラムを提供。語学コースは香港の日系企業で使う広東語・英語・中国語・日本語のコースを用意。社員研修は、社員を1名から参加させられる公開セミナーのほか、企業のニーズや目的に合わせて内容をカスタマイズできる企業内研修を実施。会社の結束力や社員のパフォーマンス向上にぜひ!まずはお気軽にお問い合わせを。





Pasona Education Co. Limited

2/F, Vulcan House, 21-23 Leighton Rd, CWB, HK
2577-8384  

W www.pasona.edu.hk/ja/




労務トラブル回避のための社内規程の整備


就業規則


就業規則が整備されていることにより会社に対する信頼、安心感が生まれる。職場のモラル、帰属意識が高まり、定着率向上につながる:


  • 個人情報の管理

使用目的を明確にした上で、履歴書、リファレンスレター、IDカードなどの各コピーや緊急連絡先など書類、情報の管理をしておきましょう


  • 有給休暇
有給休暇管理表をもとに、権利・取得日数、計算方法、繰越し、半休制度など明確に定めておくこと 

  • 残業代
残業手当の付与はマストではないが、規定がある場合、残業代発生時間・単位、計算方法、割増率などを取り決めておくこと


雇用契約書

香港の雇用契約は口頭でも成立するため、書面契約していない企業も見受けられる。合意内容を書面化することで、トラブルを未然に防ぐことができる:

  • 会社情報の保持契約
会社の情報・データは会社保有であることをしっかりと明記

  • 悪天候時のルール
黒雨警報、シグナル8以上発令時の出退勤のルールを明確に


[ 時短勤務 ]

香港では、中秋節、冬至、クリスマスイヴ、旧暦大晦日などは家族で過ごす大切な日なので、勤務時間を午前中まで、もしくは15時、16時までとし、早めに退社させる慣習がある。会社で導入する場合には就業規則に記載しておくと◎。




香港の人材・労務を熟知するプロ


2013年に国際会計グループNAC Global Limitedと経営統合し、人材紹介や派遣などの人材サービスのほか、ビザ取得代行、労務コンサルティング、給与計算代行にも対応。香港の人材マーケットを熟知する専門家が、人材・労務に関する幅広い分野での相談や要望をに対し、一貫してサポート、アドバイスしてくれるのがうれしい。




NAC KINGSWAY

Unit 1606, 16/F, Causeway Bay Plaza 1, 489 Hennessy Rd, CWB, HK
2110-4433  

W www.kingsway-hk.com 




ビザ申請時に注意すべきこと


職歴と専門分野の能力重視


香港での就労ビザ申請では、「担当予定の役職にマッチする職歴を持っているか」が重要なポイント。また、基本的に管理職レベルの業務を担当することが前提。学歴では大卒が必須というわけではなく、職歴の長さや能力の方が重視される。ただし、バイリンガル・トライリンガルの多い香港では語学能力は強みとはいえない。


枠についての考え方


「うちには○人まで枠があるから~」という考え方は少し誤りがある。同じ業務での単純な人員補充は概ねその通りだが、例えば「営業3名/人事総務1名⇒営業1名/人事総務3名」のような人員構成変更の場合、増員を行う業務の人員数が適切か否かの審査が再度行われ、却下される場合も。重要なのは、当該役職の必要性とそこに外国人を充てる論理的な理由。この点をクリアしていれば、香港人より日本人スタッフの比率が高くなっても、ビザ取得の見込みは十分にある。


給与額設定は香港の物価を考慮して


ビザ申請の際に雇用条件を確認されるが、その際のチェックポイントは職位と給与額。給与額が余裕を持って香港で生活できる額か、職位に見合った金額であるかが重要。日本の水準であれば年齢・職位に相応の給与額でも、物価の高い香港では不十分とみなされることもある。


[ 就労ビザの厳格化? ]


申請者に対する基準に大きな変化はないが、スポンサーとなる法人の実体に対するチェックは厳しくなったといえる。例えば自宅兼オフィスというような形では取得が難しい。業務のための占有スペースの確保と現地スタッフの雇用(計画)は大事なポイント。




熟練スタッフがビザの取得をお手伝い


創業25年、累計約5,000社の業務経験を有し、単純な知識だけでなく、難易度の高い投資ビザや一度却下された申請のリカバー等の経験とノウハウも豊富。また、勤務年数の長い熟練スタッフも多いので、ビザ申請の全過程で効率的なサポートができる。どんなケースでも、豊かな経験をもとに適切で率直なアドバイスをくれるのが心強い。




T & Morris Visa+ Consulting Ltd

Rm 1010, 10/F, Tai Yau Bldg,  181 Johnston Rd, Wan Chai, HK
2881-6326  

E t-morris@tmorris.com.hk
W www.tmorris.com.hk




01  Pasona Asia Co,. Limited


個別相談にも対応  人事労務管理の強い味方


人材採用・派遣から労務管理までのトータルソリューションを提供。人事労務管理では、「HRM(人事労務管理)アドバイザリー」や「給与計算・支給代行」をメインにサポート。雇用契約書・就業規則などの作成、社員への命令・注意・勧告・通知の与え方、解雇・人身整理、職務分掌など幅広い分野においてきめ細かな提案をスポットでも対応をしてくれるのが頼もしい。

Pasona Asia Co,. Limited

17/F, Ashley Nine, 9-11 Ashley Rd, TST, KLN

2882-3913  

E conciergehk@pasona.com.hk  
W www.pasona.com.hk




02  Intelligence SMC Consulting


法的根拠と人事観点を踏まえた  ベストなソリューションを提案


就業規則作成・解雇プロセスサポート等の雇用条例関連の相談を受ける労務アドバイザリー、広東語英語での研修提供や人事制度構築等の人材・組織開発コンサルティング、給与計算代行など、人事労務の幅広い分野をサポート。設立24年、約480社の会員企業からの問合せを通じ、豊富な事例・経験が蓄積されたSMCへぜひご相談を!


Intelligence SMC Consulting

Rm 402-412, Hutchison House, 10 Harcourt Rd, Central, HK

2833-0192  

E smc@smcltd.com.hk
W www.smcltd.com.hk




03  リクルート RGF


人材紹介にプラスα!  人事労務ならまずは無料相談を


アシスタントから経営幹部層まで、幅広い分野で優秀な人材を紹介してくれる同社は、人事労務の関連もサポートしてくれる。雇用契約書・オファーレターなど各種契約書の作成から労使トラブルに関するアドバイス(整理解雇、減給など)、就業規則の作成、福利厚生や賞与設定の提案、給与調査まで、人材紹介のついでに相談してみよう!



リクルート RGF

Unit 2206, 22/F, Wu Chung House, 213 Queen's Rd East, Wan Chai, HK 

2537-2557  

E hongkong-jp@rgf-hragent.asia
W www.rgf-hragent.asia




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