中国で成功する人事!

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社員とのコミュニケーション


 中国語という言葉の問題以外に中国人社員とのコミュニケーションを促進させるためにはどうしたらよいのでしょうか。

 日本人が中国で仕事をする際の悩みの一つに、中国人社員とのコミュニケーションがあげられると思います。中国語という言葉の問題以外にコミュニケーションを促進させるためにはどうしたらよいのでしょうか。


1.コミュニケーションとは


 コミュニケーションとは「自分が意味することを相手に分かってもらうための試み」です。そしてコミュニケーションは、言語そのものと非言語によるものによって発信されます。言語とは日本語や中国語といったもので、非言語とは口調や声色、顔の表情、仕草などが含まれます。ここでは中国で働く日本人と中国人間のコミュニケーションのことを取り上げますが、実は日本人同士でも地方や世代の違いによって思うように意思疎通ができないことがあります。これは方言・地方文化・世代による価値観や言葉遣いの違いなどに起因しますが、外国人との意思疎通も同様のことが言えます。


2.異文化コミュニケーションの難しさ


 国において中国人とのコミュニケーションが難しいのは、言語である中国語のレベルだけの問題ではありません。仮に中国語が流暢な人だとしても、長時間話をすれば外国人だと分かってしまいます。これは言葉の表現以外に、「非言語」によるコミュニケーションも見られているからです。これら言語、非言語のコミュニケーションは地域の文化や時代によって形成されるため、日本人が中国人とよりよくコミュニケーションをとるためには、中国の文化や時代背景(政治、経済など)を理解しなければその実現は難しいと言えます。経営の分野で異文化コミュニケーションを扱う場合、「コンテクスト」という概念をよく使います。これは各文化のコミュニケーションのとり方の特徴を意味し、言語だけでほぼ相手に意思が伝わる場合は「低コンテクスト」、言語以外に非言語手段を多く用いる場合は「高コンテクスト」と呼び、通常日本は高コンテクスト文化と位置づけられます。特に日本人には「あうんの呼吸」や「以心伝心」など、外国人から見るとまるでテレパシーのような意思伝達が当たり前のように行われています。このように特殊なコミュニケーション手段をもつ日本人は、そうでない中国人とどのように意思疎通すればよいのでしょうか。


3.社内でよりよくコミュニケーションをとるには


 中国語を使い仕事ができるようになること。次に中国の文化や歴史をよりよく学ぶこと。そして高コンテクスト文化である日本人独特の意思伝達方法から離れ、できる限り「言語」によってコミュニケーションをとることです。
 弊社ではお客様と共に人事制度の構築を手がけていますが、最も大切なことは会社が中国で何を実現したいのかを中国人社員の心に訴えかける「言葉」に置き換え、それを中国における会社のミッションとして価値観の軸をつくり、その言葉による価値観に沿った各制度を作ることだと考えています。今日から一つでも多く中国人社員の方々と「言葉」を交わし、少しずつ双方のコミュニケーションを円滑にしていきませんか。

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