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試用期間と受け入れ態勢について

4月からは、内田が担当させて頂きます。宜しくお願い申し上げます。今号では、人材採用後の試用期間と、新入社員の受け入れ態勢について取り上げます。


試用期間について
 試用期間とは「従業員として採用するにあたって、採用予定者の勤務態度・適性や仕事の能力などを評価して、本採用にするかどうかを決定するために会社が設ける『一定の期間』のこと」です。一方従業員側にとっても、選択が正しかったかどうかを確認する大事な期間です。
 香港の雇用条例には試用期間の長さについて規定はありません。一般的には、3カ月にしているところが多いようです。なお、雇用契約を解除する際は労使双方、予告期間を与えるまたは解除予告手当(予告期間の賃金相当)を相手方に支払うことで解除が可能です。予告期間の長さについては図をご参照ください。
試用期間は、労使どちらにとっても真剣勝負の期間です。お互いが選んでよかったと感じる結果になるためには、コミュニケーションを図りながら信頼関係を築き、環境を整えていくことが非常に重要です。



新入社員の受け入れ態勢
 組織的に受け入れ態勢を整えていくための取組みの例をいくつか挙げていきます。
【入社前】
●デスク・名刺・その他貸与物(パソコンなど)の準備…準備の整っていないまま初日を迎えると、「必要とされていないのでは」という不安を与えかねません。余裕を持って準備を進め、新入社員を大事にしていることを行動で示せると良いでしょう。
●育成計画などの決定…方針だけでもすり合わせておくことは、本人への対応に一貫性を持たせ、組織全体で新入社員をサポートする態勢づくりの一助となります。
【入社日当日】
●笑顔での受入れ・コミュニケーション…ウェルカムランチなどで歓迎の気持ちを伝えます。本人への関心を示すことは、今後の信頼関係の素地を築くうえで肝要です。
●当日フォロー担当の明確化…各部署への紹介や社内案内などを誰がどう行うかを明確にすると、新入社員に安心を与えるほか、対応の漏れや重複を防ぐことができます。
●経営陣との接点づくり…会社がどうなっていきたいか、そのために新入社員に何を期待しているかなどを経営陣から共有し、目線合わせや動機づけを行います。
【入社後】
●フィードバックの機会の確保…入社後1週間、1カ月などで定期ミーティングを予め設定することが好ましいといえます。
●人間関係への配慮など…慣れてきたように見えていたのに実は人間関係に悩んでいたという事態は発生しがちです。心情面のフォローなどを意識的に行うと良いでしょう。


 一方で、新入社員側も主体性をもつことが重要です。指示を待つだけでなく、自ら働きかけ上司や育成担当と対話する時間を設け、フィードバックを獲得しにいくことで、自身のするべきことが明確になり、行動しやすい環境がつくっていけるはずです。
 
 新入社員が育つ環境づくりのために、まず大切なのは信頼関係構築といえます。労使双方が積極的に働きかけあい、新入社員が活き活きと活躍できる環境をつくっていきましょう。




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